デリー一日散歩

 

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町はとても汚くてごちゃごちゃ・・
いままで見た世界のどの場所よりも混沌していて、
よくわからない揚げ物、小さな屋台のクッキー、インドっぽい洋服、子供のおもちゃ、時計、靴、置物など見て歩くのは本当に楽しい。

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ほんとに10mおきにインド人が「エクスキューズミー」と声をかけてきて、
よくわからない組み立て式の置物を買わないか、と言っている人、孔雀の羽を買わないかと言ってくる子ども、ほんとにいろいろ。

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でもみんなそれほどしつこいわけではなく、ノーサンキューといえば引き下がるのでそんなに問題はない。

それよりも荷物の容量が限られていることのほうがずっと問題で、こんなに面白そうなものばかりなのに、基本的にはなにも買えないのが本当にもどかしい。

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洋服を2点ほど購入したりして駅までの往復を歩く。
「チャイニーズ?」「ううん、ジャバニーズだよ」なんて会話もよくしていた気がする。

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市場。こういうところが面白い!

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いきなり道路工事していて通行止めになっている・・。

 

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インドの野菜!?

今日はお昼もちゃんと食べてないし、部屋に戻るとおなかがすいている。

でも今食べるとなー、それにあと1時間半くらいで日が暮れてしまう・・・そうだインターネット接続を試してみよう、と思い立ってさっき聞いておいたwifiのパスワードを入れるとネットが速い!!

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子どもとLINEで話をしたりして過ごす。
とーちゃん、どこにいるの?
無料のテレビ電話はなかなかいいなあ。

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そうだ、ひとつくらいなにか観光しようと思い立って、ネットの口コミで一番だったお寺を見に行くことに。

場所をチェックしてgoogleマップで確認。
ホテル前を通りかかったオートに場所を英語で書いたものを見せるとわからないらしく、フロントにこれなんて書いてあるのか、と聞きに行っていた。
インドでの英語の通用率はそんなに高くない感じがする・・。

到着まで3kmほど。
そういえば価格の交渉をしていなかったので高めの100Rs渡したら喜ばれた。

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お寺は白い大理石でできた立派なもの。
歩いていると英語で話しかけられる。最初は無視していたけれど、なんとなく信用できそうな感じがしたので少し話をしたら、そのままガイドになってしまった。大丈夫かなあ・・。

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とはいえ祈る姿は真剣だし、英語をわかりやすく話してくれるので心配しつつついつい話にのってしまった。
靴の預け方を教えてくれて、頭に巻くものもやってくれて、とても親切。

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人々の祈りをささげる場はとても荘厳で、頭をつけて祈る姿が印象に残った。壇上ではお坊さんがお経をとなえて、布のようなものに祈っている。
本当はもっとゆっくり見かったけど、この自称ガイド氏のせいでゆっくり見られないことだけが残念。
いったいおまえは何者なの、と聞くとカルマのためにやっているという。ホントかなあ・・。

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でも池のほとりをはだしで歩くのはたしかに気持ちいいし、英語とはいえ話し相手がいるというのはなかなか悪くない。

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が、やはりだんだんと観光地とここのお土産の違い、価格の違いの話になり、結局は俺の店に来いという話になった。やっぱりねー。

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とても悪いんだけど行かないよ、という話をすると怒るかと思ったけどそうでもなく必死になぜなんだと食いついてくる。

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結局はまだ歩きたいから、ばーい、と言って走って逃げた。
後ろから追いかけてこないか心配していたけどあきらめたようでなにより。
まったくもー。

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と、そのままノンコートプレイスまですたすたと歩く。
途中、オートに乗らないかと声を掛けてくる人、お土産を売りつける人、物乞い、バザールはこっちだよそっちはオフィスしかないよ、靴磨くから・・などと本当にいろいろ声を掛けられる。
インドはうざいという話をよく聞くけど、ほんとうざい・・。

面白そうな50cm四方しかない屋台とか、面白そうなものがいろいろあるのに立ち止まって写真撮るのもはばかられる雰囲気・・なんだかなあ。

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結局ガシガシと歩き、最終的に駅、そしてホテルまで歩いてしまった。
あーつかれた。
でも夕暮れ時のマーケットは雰囲気があって見て歩くのは最高。

インド、たしかにうざいけど、なんだか忘れられない場所。

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ホテルについていよいよ腹ペコなので、となりのレストランで料理をオーダー。
なんだかまったくわからないので適当に頼んで、部屋に持ってきてもらう。

前回もポーターで世話になったポーター氏が持ってきて、10ルピー渡すと満面の笑みで去っていく。

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料理はペースト状のカレーみたいなもののなかに豆腐のようなものが埋まっている謎の料理。
ナンが添えてあって、チーズがのせてあって焼いてあるんだけど、意外にもおいしい。
140ルピーだったか。

そうだビールがあるんだった。
ということでビール大瓶2本をとっとと開けて飲む
・・量としてはけっこう多めなのですっかり酔っぱらってしまい、今回のインド旅に思いをはせた。

インド、良かった点。
健康に過ごせたこと。タージマハルを見れたこと。
だまされたりの被害にあわなかったこと。
インドは予想以上に混沌としている。

残念な点。
意外と人と交流できなかったこと。
特にバラナシで他の日本人旅行者、特に若い人と話をしてみたかったなー。
事前情報を仕入れすぎていて、なんとなく全体的に既知感があったこと。

シャワーも面倒くさくなり、9時就寝、、と思ったら12時前に目が覚める。
エアコンのききすぎか・・残念。

しばらくネットを見たりしてまた寝るものの、またすぐ起きてしまう。
この「よく寝られない病」は今回の旅行に限らずかなりやっかいな代物。
普通に7時間とか寝られたらいいのに・・・。

結局2時すぎからだらだらと「寝たいのに寝られない」状態が続き、パソコンが起動しなくなったのを解決したり、次のフィンランドでのレンタカーの予約を確認したりして過ごす。

シャワーをあびる・・が水しかでなくて冷たい!
しかもタオルがない・・まあいいけど。

ついでに髭剃りをなくしてしまったようだ。残念。

さあ明日はフィンランドに!

バラナシからデリーへ

午前5時。
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東京のJALに国際電話。20分ほど話をする。
キャンセルした場合の流れや、キャンセルしたマイルで再度特典航空券を取り直した場合の日程などについて詳しく教えてもらった。

5時半、妻とライン。
ここは初めてネットが普通に使える土地だ。上りはとても遅いんだけど・・

IMG_2712_6時から7時までは散歩。

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バラナシの夜明け、そして人々の沐浴を見て、やっと旅を止めない決心がついた。
よし、いくぜフィンランド、そしてヨーロッパ、ちょっと怖いけどエルサルバドルも!

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7時ごはん。部屋にパンに卵をつけて焼いた簡単朝ごはんが運ばれてくる。
暖かいチャイ、インドの名物だけど初めて飲んだ。

とても甘くておいしくてちょっと泣けてくる味わい。

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7時半。おじさんが荷物を運んで出発。
バラナシの道は狭くて入り組んでいて、わけがわからない。

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牛もいる、子供もいる、うんこも落ちている。
いったいこの町はどうやって形成されたのだろうか。

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歩くこと15分ほどで自動車の走れる道路にでる。
車はエアコンなしでオーダーしたのでもちろんエアコンなしのぼろ車。
バラナシ短い滞在だったけど、意外と楽しめたし、たしかにココロを揺さぶられることにはなったなー。

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相変わらず運転は激しくて、ぶつかりそうになることが何度も。
相手が自転車とかならいいけどバスは勘弁してちょーだい!

 

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バラナシ空港までは1時間ほどかかって到着。チップ100ルピー。

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アジア人なんて影も形もないので、荷物あずけ・チェックインなどちょっとドキドキしたけれど、特に難しいことを聞かれることもなく無事に待合室に入れた。

ノートパソコンを広げて書き物をしていると、となりのおじさんが露骨にのぞき込んできて、日本語変換の様子をむふむふと見ている。これもまたインドらしい。

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みんなが列を作るので並んだら別の飛行機だったらしく、あなたのはここじゃないよ、と言われる。

案内用の画面をはじめとして日本はすごく親切で間違えないようになっているけれど、ここはインドは不親切すぎ・・まあそれもインドか。

まあきっと案内をヒンディー語と英語で言っているんだろうから聞き取れないほうが悪いと思うけど。

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初めて乗るインドのLCCである、IndiGo。
なんてことなくデリーに到着。

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メトロの乗り場がなくてしばらく歩いたものの、これはおかしい、ということで道端の人に聞いてみることに。
エクスキューズミー!
そしたらバスなんだって。30ルピー。

小さなバスに乗り込む。
やっぱり旅はときどき思っていたことと違うことがおこるよなー。
最終的にトラブルにならなければそれもまたよし。

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バスはゆっくりと走り出し15分くらいで到着。
エアロシティという名前だけど実際にはなんにもない、ただの地下鉄駅。
次なる難関は切符の購入。

相手はなにをいっているのかぜんぜんわからず、たぶんヒンディだと思うんだけど・・。
乗り継ぎをどうするのかよくわからないまま、2枚のきっぷ(トークン)を渡される。
地下鉄を乗るにもセキュリティゲート。ずいぶん厳重だけど乞食とかが来ないようにする意味もあるんだろうか。

どっちが最初かよくわからずブーとなったりしつつ、なんとか乗り込む。
しかし乗っている方向があっているか全然わからず・・とりあえずデリー駅に行くみたいだけど・・。

デリー到着、うーむやっぱりここで出てみようか。
歩けない距離でもないんだし・・

迷いながら地上にでてみると、やはり駅の反対側でホテルなどがあるエリアからは相当遠い。

よし、ってことでこんどはオートリクシャーに乗ってみることに。
ちょうど目の前で声を掛けてきたオヤジに聞いてみたら、まあ乗れ、と。

ちょっとまって、ハウマッチ、と聞いたらツーハンドレット。
ツーハンドレット!?
あほか・・って思わず日本語がでてしまった。

トゥエクスペンシブ!!乗りませーん!!
なんてやりとりをしていたら別のおじさんが登場して、コイツはクレージーだ、たしかに駅の向こうでアップダウンがあるけど・・

いいからこっちこい、とそのオートリクシャからは離れされられた、、いったいどうしたらいいのさ?ってジャスチャーで聞いてみたら、歩いていけばいいんだよ、ということらしい。

ウォーキング?と聞いたら、そう、そのとおりだ、と。
おおっありがとう、親切なおじさん!

というわけで悪名高きデリー駅の鉄橋を超えることに。
ここは詐欺師が大勢いて、チームでだましにかかってくる場所。

とはいえ今日は鉄道に乗るわけではないし、相手の手口はわかっているのだから・・ということでエイッと行ってみる。

するとやはり、詐欺師がエキスキューズミーと話しかけてくる。
完全無視をしていると、ここはデンジャラスなんだ、知っているか?みたいなことを言ってくる。
っておまえが一番デンジャラスだっちゅーの。

とはいえ結構びびりしつつ橋を通過。
人も多いし、なにしろ距離があるし、暑いし・・緊張感もあって鉄橋を歩くだけでちょっと疲れたぜ・・

ほんとこのバックパックは「カモ目印」みたいで良くないよなあ。

橋を渡り、セキュリティゲートつきのエスカレーターを降りると、やっと見慣れたデリー駅前。サイクルリキシャーマンが声を掛けてくる。
このイエスプリーズに行きたいんだけど、ハウハッチ?50!
それは高い30にしてよ、いやいや40、なんてやりとり。
結局は30にしてくれたようなので乗り込む。

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サイクルリキシャーは静かだしとても楽しい・・ただ自転車は本当に重そうでたいへんそう。これで30ルピー60円は悪いな・・

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だいたい800mくらいの道のり、結局40ルピー渡してバイバイ。最初の日に来たホテルに到着だ。

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さあ元気にチェックイン!!
と思ったら、え?ユーハブリザベーション??みたいなことを言われる。

シゲタトラベルの窓口氏に聞いたら「はて?」みたいなことを言われてしまった・・なんだよー。

紙を捨ててしまっていたら困ったことになるところだったけど、あったので見せて解決・・と思ったら、いやホテルはここじゃないんだ・・と別のところに案内される。

向かった先は100mくらい先のホテル、なんとなくフロントはインチキくさいんだけど、でもホテル自体はしっかりしている・・というよりとてもきれいで高級感のあるホテルでびっくり。

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ポーター氏に10ルピー。ビール買うけどどうする?と聞かれて値段を聞くと2本で300ルピーくらいととてもとても高い。うーむー、、と迷いつつ結局2本購入。

ずいぶん経ってから持ってきてくれたけど、一緒に買った半分凍っている水がとてもうまい!!
デリーでは水はまさに生命線だよなー。

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荷物を整理したり、身支度をしたりして、これからどうするか考える。
とりあえず散歩だな、ということで町をぶらぶら。

バラナシの夜明け

 

朝3時すぎに目を覚ます。とてもよく寝た感じがする。

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インドに来て、子どもを含む物乞いの姿を見て、大きな大きな貧富の差、カースト、そんなものを目にして家に帰りたくなってしまった自分、、
もう特典旅行は取りやめにして、マイルを払い戻し、家族でどこか行った方がいいんじゃないんだろうか・・
そんなことを思って、旅行を取りやめにするかものすごく迷う。

家に帰りたい気持ちも大きいし、ヨーロッパにはそれほど興味がないのも実際のところ。
観光地を巡る旅はタージマハルでもうごちそうさま。

とりあえず、朝のガンジス河へ。

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日本語を話す物売りに声をかけられる。
彼の名前はなんだったかなあ・・
ずっと無視していたけれど、なんでやねん、とかおもしろいことを言うのでつい話を聞いてしまう。

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いやいや買わないよ・・とがんばるけど相手もなかなか負けていない。
セットで2000円と言っていたのがいろいろ組み合わせが変わり、結局300ルピーで3セット?購入することに。

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お金がないよ、といえば両替に応じるし、モーニング商売なんだから安いよ、とかいろいろ話てくる。

正直ひとりにしてほしいけど、数人にとりかまれてしまってちょっととほほ・・。

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とはいえ売人とのやりとりはけっこうおもしろくて、おっこれいいかも!でもやっぱりいーらないとからかってみたり、えーそうだなあ・・やっぱりどれもいらない、バーイ!とかやってみたり、エンターテイメントととしてはかなりのもの。

なんだかんだ30分くらいはやりとりしていたかも・・まあぼったくられてはいるんだろうけれど、でもこのやりとりの面白さが魅力。

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当初20枚絵葉書セットを2000円で販売していた彼は、最初は写真を撮ってくれた。
2000円?高すぎる、トゥーエクスペンシブ♪ばーい!といったら、あーっ!!とついてきて、あれやこれやと営業してくる。

300ルピーの壁というのがあるのか、なかなか300ルピー以下にはならないんだけど、ここはインドなんだしそんなの100円くらいのものじゃないの?
まあ100ルピーくらいなら買ってもいい気もするけど、それ以上は無理だね。

なんと話をしていたら、結局折れて100ルピー。
結局はぼられているのかもしれないけど、ずいぶんがんばったしいいか、という気持ち。だって楽しかったもん(笑)

ほかにもボート乗らないか、という営業を15秒おきにうける。
みんな仕事熱心だよなー。

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そんな彼らとサヨナラして沐浴を見る。
ちゃっと沐浴用の台があって、それぞれ着替えて水に入っていく。

真剣でもなく、遊びでもないらしいけど、でもそれでもじっと見ていると、人々の気持ちのようなものが伝わってくる。

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けっきょく共通するのは、人々の幸せを願う気持ち。
明日はきっといい日でありますように。

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そんな人々の希望が固まりになって、ガンジス河に溶けていく・・
死体もあるしうんこもいっぱい落ちいているけれど、物売りの声かけは激しいけど、でもここは居心地がいい・・。

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落ち着いて朝日をあびて、沐浴風景をみていたら、ここにきてよかったなあ・・そんな気持ちにやっとなれた。

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背の低いなんとかというシルク屋の人ともはなしをする。
要約すれば俺の店に来いということなんだけど、日本人がもっとバラナシに来たらいいなあ、とか長渕剛だかなんとかだかがバタフライする映画に兄弟がでたとかなんとか、どこかで聞いたような話をたくさんしてくれた。

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でも結局時間切れでお店には行けないんだ、ごめんね。といったら引き下がる。

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バラナシの商人たちはしつこくてうざくて面倒くさい相手なんだけど、でもときどき垣間見えるかわいさや、人間らしさがあってなんとなく憎めない。

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彼らを無視するのもいいけど、ちょっと話をするのも楽しい・・でも買い物はノーサンキュー、そのあたりのバランスが難しさであり、ここのおもしろさだなー。

バラナシの夜を散歩

プジャーは午後6時半からだというので、細い路地にあるさっき通ったレストランへ。

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多国籍料理店だったらしく日本のメニューもあり、なんとからあげ定食があったのでうっかり頼んでしまった。
唐揚げはもも肉の普通の唐揚げで美味しかったけど、でも食べてからもっと別のにしとけばよかったかも・・とちょっと後悔。

 

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目の前を通る人々を観察・・
服装もさまざま、歩く速度もさまざま。みんなどこ行くのかな~?

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バラナシの路地、、というよりメインストリート。

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屋台。

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なにやら売っている人たち。

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ミシン屋さん。

 

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プジャーは完全にエンターテイメントで、祈りというよりショー。
これはこれでいいし、幻想的ではある。熱気と音楽のすごさ。
インドの独特のにおい。

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写真を撮っていたらウンコをもろに踏んでしまった。
そのショックもそうだけど、つるつる滑るのが危ない。
またしても物乞いが来る。

 

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熱心に見る人、なにかの勧誘をしている人。

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プジャーが終わり、宿に戻る。
街灯が少なく、暗い。

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バラナシ到着

バラナシには13時前に到着。
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話しかけてきたオートに乗車。150Rs。
高い気もするけど意外と距離はある。やはりみんな一様にホテルは決まっているのかと聞いてくる。
寄り道しそうになるけど、制止していいから行ってと指示。

リキシャが入れない場所からは歩く・・と思ったらガイド登場。
宿まで案内してくれるという。大丈夫か心配になったけど、でも道は狭くて迷路のよう、もはやついていくほかない気がする。彼はシルクショップをやっているんだって。
しかしこの町はほんとに汚くて狭くて臭い。

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迷路のような道を何百メールか進んで、無事ホテル到着。さああなたの要求はなに?と構えて、チップくれというのならあげてもいいかと思ったけど、なにも言わずに「じゃっ」と立ち去っていった。うーむ、ただのいい人だったみたい・・。

ホテルはまあまあ。
日本語は通じないし、日本の宿泊者はいないようだ。それは残念。

バラナシの町もまたごちゃごちゃ。
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特に乗り物の混沌具合が半端ない。
いままで行ったどの場所よりも異国感があって遠くに来たことを実感する。

牛が歩いているのもおもしろいし、サルもいる。

インドの寝台列車

アーグラからバラナシまで15時間の寝台列車の旅。

寝台は思いのほか狭くて動くのが大変。
下の段に寝ていたおばさんを起こしてベッドを立てる。おじさんが手伝ってくれた。
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時刻は23時すぎ、くたくたなので早く寝たい・・。

適当に寝床を作ってそうそうに寝る。起きたのは4時前だろうか・・寝心地は悪くない。外の様子がわからない。

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起きてデッキに行って外の様子を見たりして過ごす。

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一緒に乗った家族連れの子供たちとちょっと遊んだり、つるを折ったり。
でもパパが言葉がわからなくてなにも交流できずとても残念。

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ドアをあけるととても気持ちがいいことを発見。かなり危ないけど・・。
外の様子を見て過ごす。

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農村風景。電気もないような、見るからに貧しそうな人々に目が行く。
女性は貧しい人でもボロボロのサリーを着ている。

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彼らと私たちとの違いはいったいなんなんだろう。
赤茶の大地。米の畑。車などはいっさいないけど、どうやって農作業するのかなあ・・。レンガで建てられた粗末な家。
地震なんかが来たら一発で倒壊するに違いない。

駅に止まるたびにgoogleマップで場所を確認。30分遅れくらいで運行しているようだ。

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チャイ売りや弁当などを売りに来る人たちがいる。

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「いらないよ」と首を振ったら「ハイ」のジェスチャーになって購入することになったコロッケパン。
インドはちょっと難しい。

子供たちとも断片的に交流。
最後は僕のことを見送ってくれた。

うちの子元気かな?

アーグラ駅で寝台列車を待つ

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アグラの300ルピーのゲストハウス。
12時に入って、町を見ながらすこし昼寝をしたりして過ごす。
寝汗がすごくて枕びちゃびちゃ・・。

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wifiはあるけど、ネットは遅い。

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子どもたちと遊ぶ。

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インドの子たちは無邪気でかわいい。

飴でもあったらよかったかな。
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レストランで晩御飯。

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瞬停電。チャーハンはしょっぱいけどおいしい。
真っ暗やみでうごめく人、子供、野良犬。

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アグラの駅までは150ルピー、夜のアグラの駅は人がいっぱい。地面に寝ている人が多い。物乞い風からツーリストまで、とにかくそのへんに寝ている。

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駅では1時間以上時間がある。
ホームを確認してぶらぶら。別に怖い人はいないんだけど、あまりのアウェー感。ツーリストなんてまったくいない。家族連れが徒党を組んで床にすわっている。

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女性陣のサリーの美しさに目が行く。

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まるで牢屋のようなスリーパークラスの寝台。

キオスクでビスケットとジュースを買う。水は2本。

オヤジと間接キス

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チケット売り場のオヤジが僕のペットボトルを指さして、なんとかなんとかwater? とちょっとした勢いで言ってくる。

えっ?なに?水持ち込み禁止?
「のーのー」

ここで飲めってこと?
「いいからちょっと貸しな!!」

・・とおむろもに僕の手からペットボトルを取り上げた!!

えっ没収かよ・・・まだ冷たいのに。

・・と思ったら、キャップをあけて・・・いきなり飲んだ!!

おーさんきゅー、って満面の笑みを浮かべるオヤジよ・・
いきなりあんたと間接キスかよ(笑)

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アーグラへ

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車内で出た朝食。

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朝8時すぎ、無事にアーグラ到着。

さっそく声をかけてきたオートリキシャに乗車。

リキシャーマンとは英語で話をする。
自己紹介、家族の話などを交えながらいろいろなことをトーク。

結婚しているのか?
wifeはひとり?
wifeいっぱいはトゥエクスペンシブだね!!
などけっこう話が上手。この道25年だとか・・

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一日チャーターにしないかい?

営業トークはさすがのひとこと。
ひとつひとつの名所の良さを説明して、それぞれ行く理由を述べて、そして最後に畳みかける。
どうしようか迷ったけど、結局750Rsで一日観光することにした。

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おすすめ帳のようなものが・・

相変わらず道路事情は悪く、道はがたがた。
あちこちから来る他の乗り物をかわしながら走り抜けていく。
バスとか人とかにぶつかりそうなるけど、でもぶつからないのが不思議。
ここは鉄道や飛行機のほうが安全度高いなあ。

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タージマハルで感じた事。
それは、王道の観光地はひとりではさみしい!!
感想を言い合う相手もいないし、写真を撮りあう人もいない・・
自分の写真を撮ってほしいけどお願いする相手もおらず、変なカップルに撮りましょか?と声をかけたら「いやいいですー」と嫌がれる始末。とほほ。

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タージマハルは素晴らしいのひとことだけど、あんまりぴびっと来ない・・。

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インドで早朝、駅へ

インドで最初の日。
今日は朝6時のデリー発の特急に乗り、アグラーを目指す。

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結局午前2時半から寝られず・・まあそんなこともあるさ。
5時。荷物を支度して駅に向かった。

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外はまだ暗くて、星が瞬いている。月もきれいだ・・・が地面はものすごく汚い。
ゴミだらけ。リキシャが放置してある・・と思ったら足がてでるし!!

匂いはそうでもないけど、町の汚さが半端じゃない。無秩序というかカオスというか・・
ときどきリキシャマンが乗らないか、と話しかけてくる。

駅までは850m、近いといえば近いけど遠いといえばけっこう遠い・・
写真を撮りたいけど、人がぽつりぽつりといて、熱い視線を送ってくるのでカメラを出せない・・ちょっとこわー

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駅前は車とオートリキシャがごちゃごちゃ

さあ、ここから第一の関門。
デリー駅で詐欺師にだまされてひどいことになった人の話を何度見たことか・・ラジェンダ氏にも絶対に話を聞かない、無視です無視、と繰り返し言われる。

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徒党を組んで通さないとか、携帯でお互いに連絡をとりあいながらの連係プレーとか、恐ろしい案件をたっぷり知っているので気合いをいれてさあ!!

とその前に駅前の通りを横断するのが大変。
なぜこの国には信号がないんだろう・・

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なんとか、無事に特急に。