インドの寝台列車

アーグラからバラナシまで15時間の寝台列車の旅。

寝台は思いのほか狭くて動くのが大変。
下の段に寝ていたおばさんを起こしてベッドを立てる。おじさんが手伝ってくれた。
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時刻は23時すぎ、くたくたなので早く寝たい・・。

適当に寝床を作ってそうそうに寝る。起きたのは4時前だろうか・・寝心地は悪くない。外の様子がわからない。

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起きてデッキに行って外の様子を見たりして過ごす。

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一緒に乗った家族連れの子供たちとちょっと遊んだり、つるを折ったり。
でもパパが言葉がわからなくてなにも交流できずとても残念。

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ドアをあけるととても気持ちがいいことを発見。かなり危ないけど・・。
外の様子を見て過ごす。

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農村風景。電気もないような、見るからに貧しそうな人々に目が行く。
女性は貧しい人でもボロボロのサリーを着ている。

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彼らと私たちとの違いはいったいなんなんだろう。
赤茶の大地。米の畑。車などはいっさいないけど、どうやって農作業するのかなあ・・。レンガで建てられた粗末な家。
地震なんかが来たら一発で倒壊するに違いない。

駅に止まるたびにgoogleマップで場所を確認。30分遅れくらいで運行しているようだ。

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チャイ売りや弁当などを売りに来る人たちがいる。

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「いらないよ」と首を振ったら「ハイ」のジェスチャーになって購入することになったコロッケパン。
インドはちょっと難しい。

子供たちとも断片的に交流。
最後は僕のことを見送ってくれた。

うちの子元気かな?

アーグラ駅で寝台列車を待つ

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アグラの300ルピーのゲストハウス。
12時に入って、町を見ながらすこし昼寝をしたりして過ごす。
寝汗がすごくて枕びちゃびちゃ・・。

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wifiはあるけど、ネットは遅い。

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子どもたちと遊ぶ。

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インドの子たちは無邪気でかわいい。

飴でもあったらよかったかな。
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レストランで晩御飯。

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瞬停電。チャーハンはしょっぱいけどおいしい。
真っ暗やみでうごめく人、子供、野良犬。

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アグラの駅までは150ルピー、夜のアグラの駅は人がいっぱい。地面に寝ている人が多い。物乞い風からツーリストまで、とにかくそのへんに寝ている。

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駅では1時間以上時間がある。
ホームを確認してぶらぶら。別に怖い人はいないんだけど、あまりのアウェー感。ツーリストなんてまったくいない。家族連れが徒党を組んで床にすわっている。

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女性陣のサリーの美しさに目が行く。

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まるで牢屋のようなスリーパークラスの寝台。

キオスクでビスケットとジュースを買う。水は2本。

オヤジと間接キス

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チケット売り場のオヤジが僕のペットボトルを指さして、なんとかなんとかwater? とちょっとした勢いで言ってくる。

えっ?なに?水持ち込み禁止?
「のーのー」

ここで飲めってこと?
「いいからちょっと貸しな!!」

・・とおむろもに僕の手からペットボトルを取り上げた!!

えっ没収かよ・・・まだ冷たいのに。

・・と思ったら、キャップをあけて・・・いきなり飲んだ!!

おーさんきゅー、って満面の笑みを浮かべるオヤジよ・・
いきなりあんたと間接キスかよ(笑)

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アーグラへ

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車内で出た朝食。

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朝8時すぎ、無事にアーグラ到着。

さっそく声をかけてきたオートリキシャに乗車。

リキシャーマンとは英語で話をする。
自己紹介、家族の話などを交えながらいろいろなことをトーク。

結婚しているのか?
wifeはひとり?
wifeいっぱいはトゥエクスペンシブだね!!
などけっこう話が上手。この道25年だとか・・

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一日チャーターにしないかい?

営業トークはさすがのひとこと。
ひとつひとつの名所の良さを説明して、それぞれ行く理由を述べて、そして最後に畳みかける。
どうしようか迷ったけど、結局750Rsで一日観光することにした。

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おすすめ帳のようなものが・・

相変わらず道路事情は悪く、道はがたがた。
あちこちから来る他の乗り物をかわしながら走り抜けていく。
バスとか人とかにぶつかりそうなるけど、でもぶつからないのが不思議。
ここは鉄道や飛行機のほうが安全度高いなあ。

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タージマハルで感じた事。
それは、王道の観光地はひとりではさみしい!!
感想を言い合う相手もいないし、写真を撮りあう人もいない・・
自分の写真を撮ってほしいけどお願いする相手もおらず、変なカップルに撮りましょか?と声をかけたら「いやいいですー」と嫌がれる始末。とほほ。

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タージマハルは素晴らしいのひとことだけど、あんまりぴびっと来ない・・。

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インドで早朝、駅へ

インドで最初の日。
今日は朝6時のデリー発の特急に乗り、アグラーを目指す。

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結局午前2時半から寝られず・・まあそんなこともあるさ。
5時。荷物を支度して駅に向かった。

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外はまだ暗くて、星が瞬いている。月もきれいだ・・・が地面はものすごく汚い。
ゴミだらけ。リキシャが放置してある・・と思ったら足がてでるし!!

匂いはそうでもないけど、町の汚さが半端じゃない。無秩序というかカオスというか・・
ときどきリキシャマンが乗らないか、と話しかけてくる。

駅までは850m、近いといえば近いけど遠いといえばけっこう遠い・・
写真を撮りたいけど、人がぽつりぽつりといて、熱い視線を送ってくるのでカメラを出せない・・ちょっとこわー

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駅前は車とオートリキシャがごちゃごちゃ

さあ、ここから第一の関門。
デリー駅で詐欺師にだまされてひどいことになった人の話を何度見たことか・・ラジェンダ氏にも絶対に話を聞かない、無視です無視、と繰り返し言われる。

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徒党を組んで通さないとか、携帯でお互いに連絡をとりあいながらの連係プレーとか、恐ろしい案件をたっぷり知っているので気合いをいれてさあ!!

とその前に駅前の通りを横断するのが大変。
なぜこの国には信号がないんだろう・・

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なんとか、無事に特急に。

フィンランドのこと

昨夕到着してちょっと散歩しただけだけど、フィンランドで気づいたこと…

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・物価はやはり高い!

コーラ500mlが2ユーロ約300円、ファーストフード系でも最低1000円はする感じ。今回の旅は(も)ビンボー旅行なのでレストランに入ってごはんなんか食べられなそう。
特に今回はインドのあとなので感覚的には物価10倍に感じるなー。

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・人々がやさしい

たとえば「おまえの英語なに言ってんだかわかんねーよ」的扱いをされず、人々はとてもやさしい。誰もが物腰が上品で、とってもいい感じ。

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・とにかくキレイ

街並みも建物も、鉄道も、家々も、スーパーの陳列ですら高い美意識を感じる。
でもいちばん感じるのは、人々のキレイさ。
もともと白人は背が高くてかっこいいうえに、みんなこぎれいでオシャレをしている。髭もそってないちょっと小汚い自分の姿が気になるよ(笑)

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・なんか人々が幸せそう

町を歩くカップル、犬の散歩、子ども、自転車を乗りこなす人、、
なんだかみんな幸せそうに見える。いちゃいちゃしているカップルもいっぱいいるけど、幸せそうだし、それすら美しいので許す(笑)

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・インターネットが使いやすい

空港についた瞬間にwifiが使える。
そしてキオスクのおねーさんにDo you have sim card?とか聞いたら、安くて速い現地simが簡単に手に入った。
バスに乗ればバスもwifiが使え、駅もwifiが使え、なんと鉄道車内にまで!鉄道には電源コンセントまである~
なんでも国民全員に安くて速いインターネット接続を提供する義務があると国が考えているから、らしい。素晴らしい♪

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・・そんなことを思いながら、窓の外に広がる北国の森を見ながら鉄道に揺られています。

豪華シャワーつき個室寝台がある列車だけど、もちろん僕はいちばん下の寝れない2等座席(笑)

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リーさん

 

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3日間のドライブとオーロラを楽しむラップランドの旅が無事に終わり、ロヴァニエミ空港にレンタカーを返却しました。
行きは鉄道で来たけど、帰りはLCCでヘルシンキに戻ります。

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約400kmのドライブ、車の事故もなく、オーロラも二日ともたっぷり見られてとても満足(^^)

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時間ぎりぎりだったので慌ててすっとんできたのに、レンタカーカウンターには「穴」があるだけで「ここにカギ入れてね」と書いてあるだけでした。

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…写真は初日に北極圏との境目を示す目印(?)で撮った写真。

ロヴァニエミ駅でサンタ村行きのバスがわからず聞いてきた女性に、じゃあレンタカー借りているからよかったら一緒に乗っていく?と、一緒にサンタ村へ行ったときのもの。

彼女の名前はリーさん。
彼女が「このあたりに北極圏の境界があるはずなんだけど」ということで見つけたモニュメントでした。

中国人でただいま1年間のイギリス留学中、僕も彼女も怪しい英語でいろいろおしゃべりしていたんだけど、たまにはこういう旅の出会いもいいもんだ。

彼女はすぐ鉄道でとんぼ返りだったので、じゃあ今後はFacebookで交流しようぜー、それからカウチサーフィンで十勝においでー、と言ったら、実は中国は国全体がFacebookをブロックしているので使えないんだって。
あらー、さすが中国恐るべし(笑)

またどこかで会えたら会いましょう。

北極圏に滞在中

とうとうやってきた北極圏。
昨日今日は昨日のロヴァニエミからさらに100kmほど北の、個人が持っているログハウスの別荘を借りて滞在しています。

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ログハウスは水なし・風呂なし・トイレ外だけど、代わりに暖炉とフィンランドサウナがついていて、サウナはなんだか本格的なヤツみたいだけど、使い方も入り方もわからない。

薪をくべて、石がアツアツになったところで水をかけて蒸気を出して入浴、温まったら近くにある湖に飛び込む…って感じかなあ?

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いちばん近い人家まで7kmあるらしく、昼も夜も静寂に包まれていて、
暖炉に火をくべて、夜はオーロラを見て…みたいな暮らしを体験中。

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忘れられない滞在になりそうです

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天気もよさそうだし、今日はちょっとそのへんを探検してみよう。
そうそう家主に、10月はハンティングのシーズンだから、森に入る際はオレンジの帽子を必ずかぶるように言われていたっけ・・

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今日のオーロラ。全天に広がってとってもキレイです。
肉眼だともう少し白っぽい感じ・・
それにしても寒いなあ..

キョウコさんのこと

 

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マドリードからとても離れた、スペイン北部サンセバスチャンにどうして来たかというとairbnbという一般の方の家に宿泊できるサービスでキョウコさんという方を見つけてしまったから。

現地の方と結婚して暮らしている日本人、どうやら子どもを育てているみたい…ということでとても興味がわいてしまい、この人と話をしてみたい!!

旅の醍醐味はなんといっても人との出会いだと僕は思うのです。

その土地に住む人が、どんな思いを持ってそこに暮らしているのか。
なにを食べて、どんな暮らしをして、日々どう過ごしているのか・・
僕はそれが知りたい。

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キョウコさんは、マグロ遠洋漁船に乗っている旦那さん、あゆむと同じ月生まれの四歳の長男くんとの三人家族。

ここはバスク地方という地域で、バスク語も公用語、スペインから独立したいという気持ちが大きく、学校や幼稚園の編成などにも影響を与えていること。
もちろん旦那さんとの出会いの話やここに住むことになった経緯、国籍、パスポートのこと。スペイン語のこと。価値観の違うところ、同じところ。

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もちろん観光の仕方、先日のフランス行きやバルの歩き方なんかも丁寧に教えてくれて。

旦那さんとはキョウコさんに通訳してもらって、マグロ話や北海道話、、
マグロは北大西洋が主な漁場なんだけど、そういえば日本でふだん食べるマグロって北大西洋産ってあるよね。

そして子どもの将来のこと。日々の困りごとや子育て話。家の話。airbnbの話。
もちろん旅の話、日本にいる家族のこと・・
日本人の視点から見たスペイン、そして世界のこと。

・・たくさん話をして、本当に楽しかったです。ありがとう!!
最終日には一緒に幼稚園に息子くんを送るのに連れて行ってくれて。

観光もよかったけど、やっぱりキョウコさんファミリーとたくさんおしゃべりできたことがこの場所での一番の思い出になりました。

キョウコさん、心優しい関西出身ならではのとても素敵な女性でした。
本当に来てよかった。

誰かがこんなことを言っていました。

旅は、どこに行ったかよりも、誰と会えたか。

・・今日はこれから首都マドリード。明日はまた大移動、
旅は三分の二くらいが終わり、いよいよ終盤です。

宿を予約していくか、行かないか

3週間の世界一周旅行を予定するのにあたり、迷ったこと。
それは、宿を予約していくか、行かないか。

インターネット時代になって、いわゆる「旅」の難易度は劇的に下がった気がする。

世界中のあらゆる場所の宿はネット経由で予約することが可能になった。
もちろんネットから予約できない宿も多いけれど、でも多くの宿はhotels.comなどの大手予約サイトで予約でき、しかも予約画面では日本語が使えたりする。

日本円でカードで払っておくことだってできちゃうし、現地価格より安いことも多い。
しかもすでに泊まった方のレビューまで読めたりもする。

予約していくメリットはとても多くて、現地で重い荷物を抱えて知らない土地を歩き回る必要性がなくなるし、交渉の面倒くささもないし、そしてなによりも安心だ。

 

ところが一方で予約をしていくと、旅の醍醐味は大きく下がる。

やっとたどり着いた安宿街を歩き、単語を並べて部屋を見せてもらう。
まあこんなもんか、、と妥協して、宿代の交渉をする。

たいして通じない英語で右往左往したり、入り口の「空室無し」の張り紙を見てがっかりしたり・・

・・そういう面倒くささこそが旅の醍醐味のような気すらする。

そしてなによりも、予約をするには基本的に旅程を決めておく必要があり、どの飛行機に乗って、どの列車に乗って・・とだいたい決めておかければならない。

あっこの街いいな、と滞在を延ばすこともしにくいし、天気や旅の出会いなど、よくも悪くもなにか出来事があったときの自由度は劇的に下がってしまう・・。

旅は「自由」。
なのに予約があると、その自由度が下がってしまう。

 
宿を予約していくか、行かないか。

もちろん正解なんてない。

 

僕の今回の旅、結局はほぼ全体的として予約はしていくことにした。

理由は簡単で、わずか21日間で世界10カ所以上の場所を泊まり歩く、という強行スケジュールだから。

そもそも気に入った都市があるから滞在を延ばすことなんて原則的にはできないし、多少のなにかがあったとしても予定通り旅を続けるしかない。

自分で作った旅程表を見ていたら、なんだかちょっと「こんなの旅じゃない」感があって、ちょっと残念な気持ちにもなるけれど、でもそのぶんは別のところで楽しみを見つけることにしよう。

いつか本当の旅をしてみたいなあ・・